国旗・国歌について思うこと

現在定められている、日本の国旗・国歌に対して、私は、日の丸・君が代、反対!と大声を上げていうほど、嫌いなわけではありません。
だからといって、日本人として、誇れるかというと、そういう訳でもない。
ある意味、星条旗を誇れる平均的アメリカ人が、その点ではちょっと羨ましいかも知れません。
いや、国旗・国歌を誇りに思うのって、別にアメリカ人に限らないですよね。
どうして、政府は、こんなに反発する人が多そうな*1「日の丸・君が代」を、強引に「国旗・国歌」に決めてしまったのでしょうか。
ここで、問題なのは、国旗・国歌が「日の丸・君が代」に決まったことではなく、むしろ決める時の強引さではないかと思うのです。
なんていうか、こういったことは、国民投票して決めるくらいであって欲しい。
もちろん、他の候補もいっぱいあって良いと思う。公募も含めて。
例えば、国花にちなんで、桜の歌*2とか。国旗も、もちろん
この、国旗・国歌・国花*3桜で揃えるというのは、私が通っていた高校の先生の案なのですが、なかなか捨てがたい名案だと、今でも思っています。
と、いうのも、国旗・国歌としての「日の丸・君が代」に反発する人はいても、国花であることに反発する人には出会ったことがないからです。
むしろ、桜の花は多くの日本人に好まれ、愛されていると思います。
実際、国民投票するとなると、それは確かに大変でしょうけど、それくらい大切なことじゃないのかなぁ。
国民投票で決まった結果なら、「日の丸・君が代」でも、特に問題ない気がする。
私たちが選んだ実感がないものを、急に強引に決められたことが、違和感の原因かもしれません。

*1:ここでは、実際に反発している人が多いかどうかは、問題にしていない。強く反対している人が多くいそうなイメージがあることが問題だと思う。

*2:ここでいう桜の歌とは、日本古謡の「さくら さくら」を指しているが、もちろん別の曲でも良いと思う。歌詞「さくら さくら、野山も里も、見わたすかぎり、かすみか雲か、朝日ににほふ。さくら さくら、花ざかり。」

*3:正確には、日本の国花は「桜」と「菊」であるが、日本の国花といえば、まず「桜」を挙げる人がほとんどだと思う。